試作

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気になっていた料理を作ってみました。
ヨーグルトとキュウリのスープです。
オーデコロンミントをちりばめています
これからの時期にいいんじゃないかと。
かなりあっさりめです。

インドでいうライタや、トルコでいうジャジュクのイメージ。
なんやかんやでレシピを調べてみると
ヨーグルトを使う文化って想像以上に広いです。
中尾佐助さんが「料理の起源」という書籍で
乳製品加工の文化について取り上げていたのを思い出さずにはいられません。
余談ですが、食文化について何かを考える際に、
中尾佐助さんの「料理の起源」と「栽培植物と農耕の起源」は必読だと思っています。

あ、今回は仕上げにポーチュラカとラディッシュ、ゼブラトマトのアグロドルチェを添えています。

青森シャモロック

最近のパセミヤの気晴らしメニューのメインです。
こちらか長野の純血バークシャーの黒豚が多いです。
どちらも骨付きで焼いています。

骨付きで焼くと身の縮みが少なく、また骨からの加熱で中も綺麗に火が入るので
個人的には骨付きで焼くのが好きです。
うちはオーブンが無いため、鉄板で2〜3時間くらいかけて焼き上げています。

メゼらしきもの

先日ひさしぶりに作った、ババ・ガヌーシュもふくめてこんな感じで
コースの最初にお出ししてみました。

イメージとしては冷たいメゼで、トルコやギリシア、中近東などで親しまれているいろいろな前菜のことです。
イスラム圏の影響のあるスペインのタパスも文化的には同じ系統だと思っています。

写真手前、パセリとトマト、キュウリ、ミントなどとスペルト小麦を合わせたタブーリ、
写真奥、新タマネギのピュレ、
写真右、ババ・ガヌーシュ(モウタベル)、山羊乳のフロマージュ・フレ(長野産)
を作ったんですが、あとこれにフムス、ヨーグルトときゅうりのスープ(ジャジュクまたはヤイラ・チョルバス)などを組み合わせてみようと思っています。

ババ・ガヌーシュ

久しぶりにババ・ガヌーシュを作ってみました。

コリアンダーシードやクミンなど少し強めに。

やっぱり中近東の料理は作って見ると面白いです。

これは焼いた茄子とタヒーニ(ゴマペースト)を合わせペーストにしたものです。

この他にフムスやタブーリを並べたら簡単なメゼだ。

深夜の勉強会

先日おこなったパセミヤ深夜の勉強会。といっても姉と二人ででしたが。
テーマは「アジア圏のスパイスを効かせた料理に合わせるなら」。

白だと、A.バンのプイィ・フュメ、テルランのシャルドネがいい感じ、
赤だとクルソドンのサン・ジョセフ、カオール、意外と、パランのブルゴーニュが善戦でした。

思ってたより合わなかったのもあり、実際に合わせてみないとわからんもんやなぁと今さらながらに実感。
特に赤はスープにはカオールだったんですがマトンを口に含むと断然サン・ジョセフでした。

ロンドンに星付きの南インド料理店があるそうで(店名はクイロン)、その店のワインリストを眺めているとなかなか興味深いです。
オーストラリアワインがオンリストされているのは英国ならではかと。

次回は、アルザス、ロゼやスペインのガルナッチャやモナストレルなどを合わせてみようと思います。

ワインに興味を持つきっかけになった増井和子さんの「ワイン紀行」という本の中に、パリのベトナム料理店のタン・ディンについて書かれてたんですが、当時のワインリストが掲載されていて、ポンムロルが突出しています。

ピンポイントでこの料理にどんなワインが合うかを考えるには、やっぱり実際に試してみるのが一番いいですね。
経験の蓄積はなにものにも代えがたいですし。

こんどは飲食の同業の方にも声をかけて、また勉強会はしたいなと思っています。