ポポー

20121008-170855.jpg

名前は知っていたのですが、実物を見たのははじめてです。
北米原産の果物で、「ポポー」といいます。
これは京都産。
日本には明治時代にはいってきたそうで、病害虫に強く、薬剤散布の必要も無いため、栽培しやすいと言うこともあり一時期ひろまったそうなんですが、定着するまでには至らなかった模様。
ただ、Facebookに先に書いたら、実家の庭にあったとか言う方もおられ、
案外身近なのかもしれません。
バンレイシ科なので、チェリモヤとかの仲間で、芳香性も近いモノがあります。
試しに昨日、ひとつ切ってお客さんと一緒に食べてみました。
中は不揃いな黒い種が偏在し、果肉はオレンジ色がかってて、ねっとりとしています。木になるカスタードクリームと言われるのもわからないでもないです。

写真のポポーはもう少し、追熟させたほうがよいそうです。

本日のグラスワイン

今日のグラスワインの布陣はこんな感じです。

シャンパーニュは、ラエルトフレールのウルトラディションです。

20121007-154807.jpg

白ワイン(左から)
2011 クレメンス・ブッシュ リースリング・トロッケン (ドイツ・モーゼル、新着)
2011 カーヴ・ド・イルーレギー イルーレギー・アンデレ・ダンザ (仏・イルーレギー)
2010 ジョナサン・ディディエ・パビオ プイィ・フュメ (仏・ロワール)
2010 エティエンヌ・ソゼ ブルゴーニュ・ブラン (仏・ブルゴーニュ)

20121007-154616.jpg

赤ワイン(左から)
2009 イヴォン・メトラ ボージョレー (仏・ボージョレー)
2010 ユドロ・バイエ ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ (仏・ブルゴーニュ)
2005 カッペラーノ バルベラ・ダルバ (伊・ピエモンテ)
2008 コス ピトスIGTシチリア (伊・シチリア ネロ・ダーヴォラ60%、フラッパート40%)

20121007-154622.jpg

甘口は新着のこちらをおすすめしています。
NV ドワイヤール ラタフィア・ド・シャンパーニュ (仏・シャンパーニュ)

皆様のご来店をお待ちしております!

 

カテゴリー: Wine

小豆島産オリーブの新漬入荷!

20121006-135634.jpg

この季節がやって来ました!
小豆島産オリーブの新漬で、味わいはフレッシュで爽やかです。
今年は生産量が少なく、例年の1/5だそうです。

そのままでもいいですし、
ひよこ豆とタヒーニ(ゴマペースト)のディップ(フムス)や、
キャビア・ド・オーベルジーヌ(茄子とトマトの南仏風ディップ)などと
あわせてもいいかなぁと。

皆様のご来店をお待ちしております!

日本酒一週間2012

10/2から「日本酒一週間2012 ~お酒にまつわるエトセトラ〜」というイベントが
開催されています。

日本酒卍固め公式Blogのお知らせのページ

お世話になっているSakeboxさかしたの坂下さんも今回はお手伝いで参加しているのですが、日替わりで各店がホストとなり、ゲストスピーカーを招き、いろいろと興味深い話をしています。

そして、10月6日(土)は、「おがたまの木」さんがホストとなり、
ゲストスピーカーとして、アカデミー・デュ・ヴァンのディレクターである楠田卓也さんが登場します。

『日本酒一週間2012』~お酒にまつわるエトセトラ~

<日時> 2012年10月6日(土)14:00~16:00

タイトル:日本酒もワインも大きく二つのタイプに分けられます。あなたはききわけられますか?

ゲストスピーカー:アカデミー・デュ・ヴァン研究課コース・ディレクター 日本酒造組合中央会主催第六回全国利き酒選手権大会個人優勝 楠田卓也

ホスト飲食店:びんびとお酒おがたまの木 鈴木信也

<会場>

アートエリアB1(ビーワン)(http://artarea-b1.jp/)
 京阪電車中之島線 「なにわ橋駅」地下1階コンコース

<参加費・定員>
 2000円(お酒代込み)70名
詳細は以下のリンクにてご確認ください。 
http://blog.livedoor.jp/manjigatame3/archives/50370670.html

パセミヤも大変お世話になっている、楠田先生はワインだけで無く日本酒のオーソリティーでもあります。
今回は、「日本酒もワインも大きく二つのタイプに分けられます。あなたはききわけられますか?」と題し、日本酒の基本的なタイプについて話す予定だそうです。

楠田先生のレジュメをもとに坂下さんが作成したレジュメを以下に引用します。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
翌日の「木桶」の話も面白そうです・・・。

~好みの日本酒に出会うために~

日本酒は日本独自に発展してきたお酒ですが、製法上の分類で醸造酒に分けることができます。醸造酒の中には麦芽が原料の「ビール」と葡萄を原料とする「ワイン」とがありますが、英語で『rice wine』とも呼ばれる日本酒をワインとの対比の中で楽しみ方の方向性をお話したいと思います。

お話をするにあたって、白ワインと

日本酒を用意しています。まずはそれぞれを味わってもらいながら以下の話を踏まえて頂きたいと思います。ワインの品質は大きく「産地」と「品種」の個性に由来します。収穫年毎の出来や生産者の違いという面もありますが、ワイン造りでまず第一に重要となるのは「産地」と「品種」です。これらを選択することで出来上がるワインの味わいが変わってきます。白ワインにおいては果実感と酸味の組み合わせよる強さの現れ方によって幾つかのタイプとして分類され、ある程度適した飲用温度帯がありますので、それらに関してお話をします。今回の例は白ワインについて主にお話をしますが、赤ワインでは果実感と渋味でもって分類することが可能で、同じ様にして実際の楽しみ方を探ることができます。

一方で日本酒ですが、タイプ分けの際に重要な要素となるのは、「原料区分」と「製法」です。「原料区分」とは醸造アルコールの使用の有無が主ですが、最近では酵母や種麹の選択も重要になっています。特に酵母によるアルコール発酵の過程が出来上がる日本酒の香味に大きな影響を与えますので、その選択は重要となります。「製法」とは米の精米歩合や麹造り等の原料処理、あるいは酒母造りの違いがあり、また出来上がったお酒に対する加熱処理や濾過の方法でそれぞれの個性が備わります。
今回はまず味わいの濃淡で日本酒を分けてみましょう。その強弱を念頭に果実的なものと旨味との方向性を分けることで、大まかなタイプに日本酒を分類することが可能になります。これらは大まかな味わいの構成要素ですが、これらによって適した飲用温度帯を見つけることができ、また合わせるお料理の提案にも大きな目安となります。

これらの話を踏まえた上でもう一度用意したワインと日本酒を味わってみます。どの分類に入るか解りますか?どのようにして飲むべきかもある程度は選択することができるはずです。つまりは、冷やす方が良いのか温める方が良いのか、どのようなお料理との相性が求められるのか、解りますでしょうか。

当日には有料になりますが、幾つかのタイプの違う日本酒を用意しています。一緒にテイスティングしながらそれぞれの味わいの楽しみ方を探って行きましょう。簡単なおつまみもありますので、それら一緒に飲み合わせることで食べ物との基本的な組み合わせや提供方法も考えてみましょう。