後生畏るべし

先日のこと、お客様が、職場の後輩を連れてご来店。
お客様自身もお若いんですが、後輩となるとさらに若くて聞くと、平成生まれ。

落ち着いてからあれこれ話していると、
こちらの感覚と全然違うのが面白く。
僕たちが仕事を教えてもらったときのことと重ね合わせながらいろいろと考えました。

それなりに厳しい職場で教えてもらったことはとても感謝しているんですが、
先輩にも物怖じせず自分の考えを伝えることが出来るのは見ていて正直すごいと思う。

いろんな視点からの意見はとても大事で、まとめるのは大変かと思うのですが
そのお客様の職場、包容力があっていいなと思います。

帰られた後、あの子たちが、上に立って、ばりばりと仕事をこなすようになるときって
どんな仕事の仕方をしてるのかとても楽しみになりました。

そう考えると、論語にある「後生畏るべし、焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや」という言葉は含蓄があるなぁと、
ま、その続きには、「四十五十にして聞こゆることなきは、これ亦畏るるに足らざるのみなり」とあって、けっこうばっさりで、そちら側の人間からすると焦るんですが。