いづみ橋の会、ありがとうございました!

20120801-140722.jpg

先日7/29日曜日に、神奈川県の「いづみ橋」の蔵元、橋場社長をお招きして
パセミヤにて日本酒の会を開催しました。
前日にミナミにて、一般の方向けの会を開催するということで、
うちでは、飲食関係者限定でさせていただきました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
至らぬ点など多々あったかと思いますが、
関係者に限定したこともあってか、とても内容の濃い会になったのではと思います。
ご参加いただけなかった方申し訳ございません。

20120801-143217.jpg

いづみ橋は、神奈川で米を作り、酒を仕込むというとても意欲的な蔵で、
最近では、味噌も造っています。
日本酒におけるテロワールについて、自然な酒造りとはなどとても意欲的に取り組んでおられます。
酒米も、山田錦、雄町にとどまらず、亀の尾、神力なども手がけておられます。

穏やかでなめらかな酒質は食中に最適で、山廃、きもと系などの話はとりわけおもしろかったです。
どうしても「もとすり」の部分にのみ違いを見いだそうとしてしまうのですが、
長いスパンの全体の作業工程のなかの一部分であることなどを聞くと
一連の酒造りの中で、試行錯誤しながらも、昔の作業を再確認しながら
いまのお酒を造ろうとされている社長の言葉は力強く、またとても理路整然としていてわかりやすかったです。
田んぼの段階から精米が始まっていますというのは
自ら米を作っている人ならではかと。
農業と醸造を結びつける言葉として、ワインの言葉が参考になるなど、
とても柔軟で幅広い視野で見ておられました。

橋場社長、今回の会を企画していただいたSAKEBOXさかしたの坂下さん、ありがとうございました。

ここからは余談と雑感
13時から始まり23時までって・・・。いづみ橋さんが飲み飽き、飲み疲れしないお酒だということを考慮しても、
やっぱりパセミヤはどこに行っても磁場が狂う(時空がゆがむ?)店だと再認識。

あと、普段からお世話になり、ワインについての考え方を再認識させていただいた尊敬する先生が、
橋場社長の話を、熱心に聞いておられたのがとても印象的でした。
変な言い方ですが、いい師とは学ぶこととは何かを知っている人のことで、よき学徒でもあり、
謙虚に人の話を聞くことの大切さを再認識させていただきました。とてもいい経験になりました。
また機会があればこういった会をしたいなと思いました。
ありがとうございました。