店名がパセミヤと言います。
だいたいが変な語感なんで、「なんでパセミヤなんですか?」
とはじめてのお客様にはよく聞かれます。
もともとが、父の姉夫婦がはじめた会社のいち店舗でした。
それをうちの両親が譲り受け、今に至るというわけで、僕で3代目です。
正確では無いですが、伝聞によると
さいしょ店をはじめるときに、知人が神戸で喫茶店をしてて、
その名前をもらったという話です。
なんでも元遠洋航路の船乗りさんで、「パセミヤ」にしたと聞いています。
僕が生まれる前の話で、ずっと気にも留めていなかったのですが、
雑誌やテレビの取材を受け出すと、間違ったことは言ってはいけないなと
思い調べてみました。
ポルトガル語で「ドングリ」のこととは聞いていたんですが、
pasemiyaで調べても出てこず、綴りをいろいろと変えてみて
見つかったのが、pasania でした。
西日本の公園などでもよくみかける、「マテバシイ」のことでした。
で、なにが言いたいかというと
うちの店、かなりの確率で、パセミヤではなく、
「パセミア」に間違われます。
それも昔から知っている人もよく間違うんです。
けど、根本的に、パセミヤ自体が読みとして間違っているので
もう、「パセミア」でもいいかと思っています。
あと、移転再開する際に、「PASANIA」と書いてダイレクトメールを送ったら、間違っているから指摘するかどうかで、夫婦で家族会議をひらいていたかたも・・・。
ま、細かいことは言わず、お好み焼き屋で認識してもらえてたらいいかなぁと。
ちなみに昔のマッチの絵はこんなんでした。(昭和40年代かと)